風景物語 -From North Land Hokkaido-

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水芭蕉を求めて北上しました

どうしても札幌の春は腰が上がりません。なぜでしょう・・・
やはり車を走らせ旅立ちの気持ちへと抑揚させることでシャッターを切れるのでしょうか。

18日は朱鞠内湖に向けて深夜のR275を北上しました。
旅のルートは、朱鞠内湖~士別~上士幌町です。総距離数は775キロ。

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<上士幌町にて>





夜明け前に幌加内に入りました。まだ明け切っていない光景は4月に逆戻りしたよう。
雪解けの水が沢になって流れ、その回りにはフキノトウが出ています。
町にはいると湿地帯にはポコポコと白くて小さな水芭蕉。
咲いている所でくまなく撮影しようとするなら、いったい何日要するでしょう。

エンゴサクもまるでタンポポのように至る所で密集しています。
カタクリの花も湖畔の斜面に群落を作っていました。
生憎の天気にカタクリの花も硬くつぼんだままでしたが・・・花開けば見事な花畑でしょう。

道路から少し下りた所には見事なエゾノリュウキンカの群落がありました。
少し躊躇しましたが、完全防備に身を固めると覚悟ができます(笑)
もう二度と出会えない光景かもしれません。
まだ雪の残る沢を足下の花に気をつけて歩きながら時を過ごしました。

士別まで走る国道沿いにもリュウキンカや水芭蕉の咲く場所がたくさんありました。
若干花の時を過ぎ多感もしましたが、可愛らしい小さな水芭蕉です。
ただバラバラッと無秩序に咲いていますので、どう撮ったらよいのかポイントがつかめません。

翌日の糠平では、これで最後の撮影と決めた一押し中に水没しました(苦笑)
美しい水のせせらぎに思わず膝を水の中に入れたからという間抜けな理由です。
長靴の中に水が進入し、膝から下はびしょびしょになってしまいました。

これはもしかしたら美瑛が呼んでいるってこと?
着替えをして美瑛へと向かいました。
桜前線は美瑛の山に到着していました。
東神楽から東川町を徘徊しました。桜もきれいでしたが新緑の緑が眩しいくらいです。

いつもの一本の木の所で撮影していましたら、ガガガガっと埃を立ち上らせて一台の車が止まりました。
「こんにちは~」カメラマンベストをバビっと着たプロ?っぽいひとです。
「うるさいよね」 おじさん自らのことをいってるのかと思い「はい・・(^_^;)」と苦笑いしてしまいました。
木の背景がっていう意味だと知ったのはそれからすぐでしたが (^◇^;)
「やっぱり上からだな」と言ってご一行は行ってしまいましたが・・・・
黙ってみていると白樺の新緑が光を受けたとき輝くんですよ。
背景の山のトーンが落ちているので、それがなおさら生えるんです。
植えたばかりの豆の苗がまるでキルトの糸の様です。

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いつの間にか東川町まで足を伸ばしていたと気がつき、しかも道に迷ってしまいました。
とにかく暗くなるまでに国道に出たい・・・
そう思いながら走っているのに、新緑が受ける光が美しくて所々で止まって撮影。
車が止まっていると「何かあるのか」とつられて止まるのが不思議なのですが・・・
おばちゃん達を載せた車が止まり、いきなり山菜採りを始めたのには参りました。
なにしろ20分は撮影中止。(x_x) 
私が家族ならこんな所に咲いてる山菜(フキ?)は食べたくないなぁ。

光待ちはよくありますが、おばちゃん待ちは初めてです。
しかし「感動して立ち止まった風景は諦めずに撮ること」という師匠の教えを思い出し、じっと我慢の子でありました(フルっ (><) )

幌加内から上士幌の旅。
いつの旅でも、暖かく向かえてくれる宿があることも心強いものです。
今度はまたお花の撮影で旅に出たいと思いました。

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<糠平温泉 中村屋さんの夕食>
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by landscape-stories | 2007-05-21 23:46 | 撮影